嬉しいこと と 悲しいこと

悲しいことがあった。播磨武蔵研究会の鈴木幸治氏が亡くなった。宮本武蔵研究では第一人者と言って良いのではないのだろうか。鈴木先生に対抗し得る先生はいないだろうし、これ以上の研究者は現れないだろうと思っている。武芸流派大辞典の綿谷雪先生とも交流があったそうだが、その話は聞けずじまいだった。

 

越後伝二天一流調査では一緒に同行させてもらったのだが、その知識量は半端なものではなく、五輪書を全部丸暗記しており、某所ではバラバラになった五輪書を素早く何も見ずに順番に並べていたのにはびっくりしたものです。色々と教えていただいたこともたくさんあり、非常に残念でなりません。

 

嬉しいことは私自身のことではないのだが、会社の女性の同僚が妊娠したことです。小さな出来事なのだが私自身、今年は良い事がなかったので、小さなことでも非常に我が事のように嬉しかったです。私にもそろそろ良い事があってもいいのにねえ(笑)。

 

50代に入り、もうパワーの時代は終わったと自分の体の中で思ったよ。そのためにライザップ顔負けの私の体から削れるものは削れるだけ、削ぎ落としています。10キロ以上は痩せたよ。仲間に完全体を目指していると言ったら笑われたよ。特に健康指導で○○さん(私)はこの会社で一番だよと言われたことも刺激になったね(悪い方から)。

 

毎日会っている人には言われないけど、常に痩せたんじゃない!?と言われているよ。でも今の体の軽さ、技のキレはなんだろう。疲れ知らずに自己鍛錬の心地よさ。たしか三島由紀夫もウエイトトレーニングについて「自分の体が毎日変わっていくほど面白いものはない」とかなんとか言っていたような気がしたが。

 

私も毎日の鍛錬で体の変化を実感していて充実している。コレクターじゃないのだから、武道関係の資料もある程度大事なもの以外は処分してもいいんじゃないかなと思っている。そっちの運気を別な運気に替える時期に来ているのではないだろうか。体の不具合も出てきてはいるからね。色々と自分の体の中の不具合と戦っているそんな状態です。