死ぬ夢。

死ぬ夢。小学校の高学年の頃だと思う。女の子を助けようと茂みから相手を銃で狙っていたところ、逆に見つかってしまい撃たれて死んだ夢を見たことがあった。撃たれた瞬間、白い光に包まれて死ぬとはこういうことなんだなと思った。私はこれがずっと前世のことだと思っていた。その後、何回か死ぬ夢を見るようになった。どうもそこで亡くなった方の体験を私がするようだ。

これは佐渡のとある旅館で泊まったときの話。部屋のすぐ隣が湖だったのだが、部屋に入った瞬間、その部屋の異様な雰囲気にびっくりした。部屋中、額、屏風、短冊などびっしりと飾られていた。

骨董屋かと思うくらいだった。友人がその夜体験した。夜トイレに行ったらしく、自分たちの部屋の奥にもう一つ部屋があったとの事で、朝起きてみるとなくなっていて、そこは湖だったので非常に驚いていた。私の場合は夢を見た。前後の記憶はないが下を見たとき、ドバーッと何かが落ちた。血だった。穴という穴、目鼻口耳から血が流れ出て、俺は死ぬなと思った夢だった。これはこの額など短冊に関係のある人、又は病気で亡くなった人、流人などの体験を私がしたのだと思う。

金沢のとある旅館に泊まったときも夢を見た。これはもう日本刀で切り殺される夢で胸から腹にかけてバッサリと切られた。起きてからも切られた感触がずっと残っていて、いやな気分だった。切られるとはこういうことかと思った。京都にも何回か泊まったことがあるが幸いにして古い旅館はなく、新しいホテルなどに泊まっているため今のところはない。ただ心霊写真が撮れたことはあるが…。

その後、一回日本刀で切られた夢がある。それも滅茶苦茶に切られた夢だった。よく漫画で景色が二つに割れるということがあるが、余に早く顔面も二つに切られたため同じく景色が割って見えた。実際見えるかもしれないと思った。これはもう見事と言うしかない位の切られかたで、逆に気持ちが良いくらいだった。今はあまりに変な夢があるとストップさせたり夢だと気づく。その話は次回へ。