呼吸法2。学生の頃、寮に入っていた。(この寮がはじめてみた時、霞がかかっていたような異様な雰囲気のある寮である意味いろんな体験ができた寮だった。)今と違い、パソコン、携帯もない時代だったため、やることも仲間と雑談したり、勉強、TV位で時間もあり、鍛錬はかなりできた。
高藤聡一郎氏の仙道気功法を時間があればやっていた。長息、短息と呼吸法に体をあわせて動かしていく。気もかなりよくわかるようになり、就職して地元に戻ってきても、しばらく集中的にやっていた。両手を近づけてハーとやると気が満ちてくるのが分かった。両手の間にスライムみたいな圧力のあるネバーとした物体を感じていた。両手のひらをくっつけることができないくらいだった。手をかざすと白いもやのようなものも見えたし、新聞紙を広げて裏に隠した物体の位置も当てることができた。気が強くなったと思っていた。後年、これは気が強くなったのではなく、気が分かるようになっただけだったのだが。その後、強烈な何かを感じ変な夢を見た。真っ暗な広い道をトラックの荷台に乗って走っている。道路の両脇に延々と何かが山積みにされている。よく見てみると死体の山だった。とても衝撃的な夢だった。その頃、中国では天安門事件が起きていた。この夢はなんだったんだろうとなぜか気になってずっと考えていた。あとからこの事件で何千人、何万人という人が亡くなっていたことを知り、これだったのかと思ったものだ。その後、高藤氏も天安門事件の強烈な気を感じ取ったと本に書いてあり、他にもいたのかとびっくりしたものだ。吸う、止める、吐く。これをアレンジするだけで肉体的だけでなく、精神的(霊体)にも影響を与える呼吸法とは不思議な物です。
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